ドルの上値は重いものの下値も底堅く、レンジ相場が続きそうな今がiサイクル注文やトラッキングトレードを始めるチャンス!
目次
先週のまとめ
先週のドル円は、米国トランプ大統領がTwitterにてシリアへの攻撃(空爆)の可能性を示唆したことから、シリアを巡る地政学的リスクが上昇。
リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進みました。
しかし日本時間12日午前3時に公表された米国連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が思いのほかタカ派的な内容だったことから、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)は後退していきました。
週の終値もおよそ1ドル=107円37銭と、先週の終値106円95銭から、42銭程度のドル高円安となり、この週の取引を終えています。
米中貿易戦争への懸念後退
米国の強硬姿勢により米中貿易戦争が懸念される中、中国の習近平国家主席が、知的財産の保護強化や自動車の輸入関税の引き下げ、そして改革開放の継続を表明したことから、米中間の貿易戦争は話し合いで回避されるとの思惑が浮上し、ドル買い円売り(ドル高円安)が進みました。
米国TPP復帰を示唆
また12日にトランプ大統領が、環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰の可能性をライトハイザー米国通商代表やクドロー国家経済会議(NEC)委員長に命じたことが報じられたことを支援材料となり、ドル買い円売り(ドル高円安)が進行。
ドル円は一時107円77銭-78銭まで上昇しました。
リスク回避姿勢強まる
しかし13日金曜日に発表された、米国4月のミシガン大学消費者信頼感指数が、97.8と市場予想の100.5を下回ったこと。
再び米国がシリアへの軍事攻撃を実施する可能性が高まったことから、リスク回避姿勢が強まり、ドル売り円買い(ドル安円高)が進む形となりました。
ドル円は一時107円77銭-78銭まで上昇したものの、米国株の反落も重なり、結局ドル円は107円36銭-37銭でこの週の取引を終えました。
ドル円の推移
先週のドル円推移は、106円61銭-62銭から107円77銭-78銭です。
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今週の予想
今週のドル円は、米国がシリアへのミサイル攻撃を実施したことによりロシアとの関係悪化が懸念されることから、リスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進むことが予想されます。
ただ英米とも「1度限りの攻撃」を強調していることから、リスク回避姿勢が大きく進むとは考えにくく、106円台-108円台を中心としたレンジ相場が予想されます。
今週の重要な米国・日本のイベントは、
04月13日の米国:03月小売売上高
04月17-18日の日本米国:日米首脳会談
などが予定されています。
今週は何と言っても政治的イベント、日本安倍首相、米国トランプ大統領による日米首脳会談に注目が集まります。
米国側から日本に対する貿易不均衡(赤字)是正について提起される見通しです。
為替についても議論される可能性があり、トランプ大統領が現状の為替相場について言及した場合、ドル売り円買い(ドル安円高)が進む可能性があります。
シリアへのミサイル攻撃
日本時間の14日未明、米国は英国・フランスと共に、シリアに対する軍事攻撃(ミサイル攻撃、及び空爆)を実施しました。
シリアへの軍事介入により、かねてから強く反対していたロシアとの関係が大幅に悪化するとの見方は避けられず、週明けよりリスク回避のドル売り円買い(ドル安円高)が進む可能性があります。
対日貿易不均衡是正
好調な米国企業の業績を好感して、米国株価が堅調に推移し、ドル買い(ドル高)が進む可能性はあります。
しかしトランプ大統領は貿易不均衡是正に力を注いでおり、国益最優先の観点から、日米首脳会談では対中国に続き、対日本の貿易赤字の是正を焦点に当ててくることが予想されます。
日本の対米貿易黒字額は約7兆円356億円(2017年)と、貿易黒字額は2年ぶりに増加しており、トランプ大統領は貿易赤字の是正に向けて円安を誘導する(金融)施策などの制限を求めてくる可能性もあります。
為替が大きな議題となった場合は、ドル売り円高(ドル安円高)が大きく進む可能性があります。
米国為替報告書
米国財務省が13日に発表した為替報告書では、引き続き日本は監視対象国に含まれました。
貿易不均衡是正を名目に対日赤字額の解消に向けて、対日圧力を強める可能性があります。
為替報告書には「日本の介入は異例なケースに限定されるべき」とも記載されており、市場では過度にドル安円高が進んでも、日本側が円売り介入を実施しにくい状況になった、との見方が大半を占めています。
今週のレンジ予想
今週の予想レンジは、105円50銭から108円50銭までと予想します。
ちなみに先週は、105円00銭から108円00銭という予想でした。
FX(外国為替証拠金取引)の感想
上にも書いた通り、日本時間の14日未明に英米仏3カ国連合によるシリア空爆(ミサイル攻撃)が行われました。
サトウカズオの別ブログ(トルコリラ円スワップFXブログ)より
トランプ大統領、シリア政権への攻撃命じる!イギリス・フランスも参戦!
各国協調とか、話付いていたのか…
まじか!週明けの #トルコリラ 安、円高が怖い(涙
どうすっかなー… #スワップポイント #FX #為替 #スワップhttps://t.co/BpjpZMvFRF— トルコリラ&メキシコペソ円スワップ生活 (@tryjpyFX) 2018年4月14日
この時期にか…。
さすがトランプ大統領、ロシア高官の「シリアに飛んできた米国製ミサイルは全部撃ち落としてやる」発言をものともせず、本当に撃ちました。
英国や米国国防総省は「1度きりの攻撃」と事態の収拾を図っていますが、ロシアが黙っているかなー…。
ロシアとの関係悪化によるリスク回避の円高は避けて欲しいです。
トランプ大統領、本当にやる男です。
北朝鮮の金委員長も米朝首脳会談を行うようですが、のらりくらりかわさず、真摯に対応しないと、経済援助ではなくてミサイルが飛んできますよ。
どうせ反撃しても韓国はいざ知らず、米国の被害はほぼないでしょうから。
あれだけロシアが大反対しても行ったのです。
ならば北朝鮮でもやりそうで怖いです。
iサイクル注文やトラッキングトレード運用設定時のドル円相場は、
短期:105円~110円程度のレンジ相場
長期:102円~112円程度のレンジ相場
と予想します。
iサイクル注文やトラッキングトレードは遊んでいる最中や寝ている最中でも自動で売買取引しているので、資金管理と設定さえしっかりしておけば、あとは見ているだけ、もしくは結果を確認するだけとなります(笑)
※iサイクル注文は外為オンラインの登録商標です。
※トラッキングトレードは外為オンラインからライセンス供与を受けたサービスです。